刑事事件

2022/08/27 刑事事件

盗撮をしてしまって、逮捕・勾留されたが示談することができて不起訴になった事例

①事例

盗撮をしてしまって、逮捕・勾留されたが示談することができて不起訴になった事例

 

②事案の概要

家族が電車で盗撮して逮捕・勾留されてしまったとのことで、ご相談を受け、被害者の方と示談したいとの希望でご依頼がありました。

話を聞いてみると複数回目の盗撮行為であり、前歴があったようでした。

 

③弁護士の対応

検察官に被害者と示談したいことを述べ、被害者の連絡先を教えてもらえるか確認することにしました。

被疑者本人には教えてもらえないことであっても弁護士だけになら教えます、という被害者の方が多いからです。

今回も被害者の方からは連絡先を教えてもらえたため、示談交渉をすることになりました。

被害者の方は非常にお怒りでしたが、何度かお話をさせていただく中で、何がきっかけだったかは分かりませんが、被害者の方が「先生だから示談します」と言ってくださり、お会いできることになりました。

そして、示談書を取り交わすことができました。

お話を伺う中で、なぜ示談してもらえたのか聞いてみたところ、「これ以上煩わしい手続に巻き込まれたくないから示談することにした、というのが1番ですが、先生が高圧的に話をすることなく自分の話を聞いてくれたからです。加害者の弁護士だが、一定の信頼が置けると思いました。」とのことでした。

結果として、被害者の方と示談することができたため、ご依頼者様は釈放され、不起訴となりました。

 

④弁護士からのコメント

示談も交渉ごとですから、信頼関係が重要です。

もちろん被害者の方は被害に遭われていて傷ついているわけですから、高圧的に対応すれば、結果は明らかでしょう。

加害者側の弁護士であっても、被害者の方と真摯にお話を行うことが重要です。

特に性犯罪関係は示談の成立が検察官の処分に大きな影響を与えることが多いため、今回も示談成立が不起訴処分に大きな影響を与えたと思っています。

 

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