2022/08/27 離婚・男女問題
不貞慰謝料として200万円の請求をされたが150万円の減額ができ、50万円で和解した事例
①事例
不貞慰謝料として200万円の請求をされたが150万円の減額ができ、50万円で和解した事例
②事案の概要
ご依頼者様は不倫をしてしまいました。
不貞相手の配偶者の弁護士から200万円の請求をするとの内容証明が届いたとのことでご相談がありました。
不倫をしたのは事実だが、このような費用を払うことは難しい。謝罪したいが自分では交渉ができない、できるだけ減額してもらいたいとのご希望の下、依頼を受けました。
③弁護士の対応
早速相手方の弁護士に対して、こちらも弁護士がついたことを連絡しました。
今回の内容としては相手方が離婚しておらず、離婚しない予定であることや不倫していた期間が2ヶ月間と非常に短く、実際の不貞回数も極めて少ないものでした。
不貞慰謝料の減額については、婚姻期間の長短の他、不貞期間の長短、回数の程度や不貞に至った経緯など様々な事情が考慮されることになります。
ご本人からの聴き取りでとにかく減額事由がないかを確認しました。
幾度か相手方の弁護士とは交渉書面を交わした結果、最終的にこちらが50万円を支払うことで和解できることになり、合意書の取り交わしを行うことになりました。
④弁護士からのコメント
減額事由を適切に拾い上げ、相手方の主張に反論していったことで、大きな減額につながったと感じています。
裁判になったとしても相手方が請求しているような慰謝料を獲得できない可能性があることなどについて、相手方に理解できるように反論を行いました。実は特に今回の方は裁判になることを望んでいなかったため、相手方が訴訟をすることのメリットがあまりない、という交渉の仕方を行いました。
実際に相手方も当方の主張や提示額から裁判という選択ではなく、比較的早期に交渉で話を丸くおさめたいと考えたのだと思います。
もちろん、それでもなお一定数裁判になってしまうことはありますが、弁護士に依頼をしていただくことで大きな減額につながることは多いと感じています。
今回のご依頼者様も自分ではここまでできませんでした、本当にありがとうございました、と何度も述べてくださったので、頑張って150万円減額できてよかったなと思えた事例です。