交通事故

2022/08/19 交通事故

弁護士に依頼後、後遺障害等級14級9号を獲得し、約440万円ほど獲得金額が大きくなった事例

①事例

人身事故で保険会社からの慰謝料提示額は約50万円、休業損害の提示は0円、後遺障害等級認定なしだったが、弁護士に依頼したことで慰謝料の金額が約120万円、休業損害の認定が約90万円、さらに後遺障害等級14級9号を獲得し、治療費以外の獲得金額が約440万円となった事例。

②ご依頼の経緯

ご依頼者様は40代の女性であり、パートで働いている兼業主婦の方でした。
ご依頼者様は自転車に乗っていて自動車に追突されてしまったという事案です。
自転車での事故だったため、ご依頼者様は強く道路に身体を打ちつけてしまったため、救急車を呼び、総治療日数も約220日とかなりの日数を要しました。

治療開始時から気になっていた腕のしびれは治療を行っても消えなかったため、後遺症の認定を受けようとしましたものの、後遺障害認定がされませんでした。そこで、弁護士に相談があり、ご依頼へと至りました。

③弁護士の対応

ご依頼者様の事故状況や怪我の状況からして、自賠責保険の後遺障害14級9号が認定されてもおかしくないのではないかと考えた結果、医師に対して意見を求めるとともに、弁護士からの意見書を作成しました。そうして、異議申し立てを行ったところ、やはり後遺障害14級9号の認定となりました。

なお、治療費は全て支払われていたため争いはありませんでしたが、当初のお怪我の慰謝料はおよそ50万円と提示されており、休業損害も0円という明らかに低い金額が提示されていた状況にありました。

そこでいわゆる赤本基準(弁護士基準)に基づき、治療総日数や賃金センサスに基づく計算を行い、さらに後遺障害においても、後遺障害慰謝料及び逸失利益を保険会社に請求をし、交渉を行い、最終的に治療費以外の金額が約440万円となりました。

④弁護士からのコメント

本件は保険会社からの提示額も相当に低く、後遺症の認定もない状況でしたから、その状況から弁護士の介入によって、当初提示額の約9倍ほど示談金額が変わりました。さすがに本件のような事案は少し特殊かと思いますが、弁護士介入の必要性を強く思わせる案件でした。

あまりにも自分が考えている賠償金額から低く算定されていたため、そもそも自分の見通しがおかしいのかご相談時から相当「?」マークがついてしまうほどに首をひねっていましたが、やはり慰謝料提示金額が極めて低かったこと、休業損害は本来賃金センサスに基づくべきであるにもかかわらず、0円と算定されていたこともあり、特に獲得金額が大きく変動しました。さらに後遺障害認定があったことにより、さらに獲得金額が大きくなりました。ご依頼者様は、当初の提示額からのあまりの金額の開きにものすごく驚き、依頼して本当によかったととても満足そうにされていました。

担当した弁護士としても結果が大変大きく出た事案でしたので、結果が出て本当によかったと思っています。

 

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