2022/08/29 刑事事件
ショッピングモール内で女性の下半身を触った事件について、被害者と示談し不起訴処分を獲得した事案
①ご依頼の経緯
被疑者ご本人は、その場で警察を呼ばれ、逮捕されました。
その日のうちご家族の方がご来所され、被害者の方と示談して不起訴にしてほしい、また、勾留されないようしてほしいとのことでした。
②弁護士の対応
まずは被疑者ご本人の身柄解放を行わなければならないと考え、勾留をしないよう求めました。
そうしたところ、被疑者の方は勾留されることなく警察署から釈放されました。
その次に、不起訴を狙うべく、被害者の方と連絡を取り、示談交渉を開始しました。
性犯罪の場合、被害者の方は思わぬ出来ごとに不安な気持ちがいっぱいでしょうから、いきなり示談金の話をすることは適切ではないと思います。
そのため、まずは被疑者が反省していること、謝罪文を受け取ってほしいことをお伝えしました。
その結果、被害者の方との示談がまとまり、被疑者の方は無事不起訴となりました。
③弁護士からのコメント
今回気を付けた点は、被害者の方の感情をしっかり理解するということです。
犯行態様について、それぞれの認識が違ったので、被害者の方としては、被疑者が反省していないのではないかと疑う可能性もありました。
お互いの認識が異なる点について、被疑者は、当時パニックになっていただけであり嘘をついているわけではないと丁寧に説明をしました。
その結果、被疑者のご家族が相談に来られて、約2週間で示談がまとまり、その後不起訴となったので、早期解決になったのではないかと思います。
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