勾留二日目に被疑者の身柄の解放に成功し、被害者との示談に成功したことから不起訴となった事例

ご依頼者様が勾留されたということでご依頼者様ののご家族の方がご来所されました。

この時点で、勾留一日目でしたので、逮捕段階も含めご家族としてはすでに数日ご依頼者様が自宅に帰ってこず、また、今後どうしていいかわからないということで相当不安に感じているようでした。

まずは当然、被疑者という立場にあるご依頼者様の身柄解放を行わなければならないと考えました。

そこで、ご依頼当日中に、身柄解放のための準抗告申立書を作成し、また考えうる限りの添付書類を取り付けて、裁判所に対して、準抗告申立書の提出を行いました。

裁判所からは準抗告の結果については翌日になる可能性がある、と示唆されました。

翌日、裁判官から電話があり、追加で聴取したいことがあると言われ、ご依頼者様の生活実態や今後の生活状況について聴取されました。

その後、裁判所からは準抗告を認容する旨の連絡がありました。

検察官からはこの準抗告の認容決定に対して不服を申し立てられることはありませんでしたので、ご依頼者様は警察署から身柄を解放され、いつも通りの生活を送れるようになりました。

その後は在宅捜査となりましたので、被害者に対しては、しっかり事情を説明することにより、示談にご納得いただきました。その結果、不起訴となりました。

まずはご依頼者様のご家族の気持ちをしっかり理解した上で、対応次第ではご依頼者様は警察署から解放される可能性があることをしっかりお伝えしました。

そのため、弁護士としてしっかり行動するので協力していただきたいとお伝えしました。

ご家族の方のご協力もあり、ご依頼者様の身柄はご依頼の翌日には解放されました。
スピーディーな対応が最善の結果につながると実感した事案でした。