2025/04/27 刑事事件
居酒屋で絡まれて傷害を受けた傷害被害事件において示談金として40万円を獲得した事案
① 事例
居酒屋で絡まれて傷害を受けた傷害被害事件において示談金として40万円を獲得した事案
②事案の概要
ご依頼者様は、友人訪れた居酒屋で、近隣の別店舗の従業員から、一方的に因縁をつけられ、髪を引っ張られるとともにビールが入ったジョッキで頭を殴られたという暴行を受けました。
ご依頼者様は顔面打撲、頸椎捻挫などの傷害を負い、全治2週間と診断されました。
ご依頼者様は、突然の出来事に強い精神的ショックを受け、今後の対応についてどのようにすればいいのか、ということで当事務所にご相談に来られました。
③弁護士の対応
弁護士は、まずご依頼者様から詳細な状況をヒアリングし、診断書や、可能であれば目撃者の連絡先の確認をお願いしました。幸い、ご依頼者様のご友人が一部始終を目撃しており、証言を得ることもできました。
すでに加害者は逮捕・勾留されている状況でしたので、加害者にも弁護人がついていると考えたため、検察庁に確認をとり、加害者側の弁護人を確認し、連絡をとりました。
弁護人に対して加害者に示談の意向があるか確認の上、当方は賠償請求の意向がある、ついては、本人の意向を確認したいとのことで、連絡をしました。
弁護人によると当初、加害者は「酔っていて覚えていない」などと主張して、賠償額についても10万円の提示しかありませんでした。
しかし、目撃者の証言があったこと、暴行の態様が悪質であること、ご依頼者様には何ら落ち度がないこと、ご依頼者様が身体的・精神的苦痛が大きいことを粘り強く主張しました。
結果として、弁護士による交渉の結果、加害者は最終的に自身の非を認め、謝罪しました。
そして、治療費や慰謝料について当初の提示額より大幅に増額した金額である40万円を支払うことで示談が成立しました。
④弁護士のコメント
本件は、居酒屋という公共の場で発生した一方的な暴行事件であり、被害者であるご依頼者様には全く落ち度がありませんでした。
このような理不尽な暴力被害に遭われた場合、被害者の方は、身体的な苦痛だけでなく、精神的にも大きなダメージを受けられます。
加害者との直接交渉は、精神的な負担が大きく、感情的な対立から話がこじれてしまうことも少なくありません。
また、加害者側が不誠実な対応をとったり、法外に低い賠償額を提示してきたりするケースも見られます。
弁護士にご依頼いただくことで、以下のようなメリットがあります。
・適切な賠償額の請求: 過去の判例や事例に基づき、怪我の程度や精神的苦痛に見合った適切な慰謝料等を算定し、請求します。
・交渉の代行: 精神的負担の大きい加害者との交渉を全て弁護士が代行します。冷静かつ法的な根拠に基づき、毅然とした態度で交渉を進めることで、有利な解決を目指します。
・早期解決: 弁護士が介入することで、加害者側も問題を放置できなくなり、早期解決につながる可能性が高まります。万が一示談がまとまらない場合には、実際に加害者が起訴される可能性がありますし、民事事件として賠償請求することも可能です。
・証拠収集のアドバイス: 有利な解決のためにどのような証拠が必要か、具体的にアドバイスします。
突然の暴力被害に遭われた場合、まずはご自身の安全確保と治療を最優先してください。
そして、一人で悩まず、できるだけ早く弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
当事務所では、被害者側の事件の取り扱いもあり、暴行事件や傷害事件についても多数取り扱いがあります。
被害者の方の心情に寄り添いながら、最善の解決に向けて尽力いたします。
特に被害者側の場合には弁護士費用について援助制度を利用できる場合があり、ご依頼者様の弁護士費用の負担が大きく減る可能性があります。
当事務所では一番近い上尾警察署管轄の事案のみならず、北本・鴻巣市(鴻巣警察署)、大宮(大宮警察、大宮西警察、大宮東警察)、浦和(浦和警察、浦和西警察、浦和東警察)、戸田市・蕨市(蕨警察署)、川口市(川口警察署・武南警察署)など、埼玉県内の警察署の案件についても多くのご相談・ご依頼を承っております。
また埼玉県だけではなく、全国規模で案件の取り扱いがあります。
犯罪被害にあってしまってお困りの方は、ぜひ一度池長・田部法律事務所にご相談してみてください。
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