離婚・男女問題

2022/08/19 離婚・男女問題

不貞相手の電話番号から不貞相手の住所を調べ、慰謝料請求を行うことができ120万円を獲得した事例

①事例

不貞相手の電話番号から不貞相手の住所を調べ、慰謝料請求を行うことができ、120万円を獲得した事例

 

②ご依頼の経緯

ご依頼者様は、夫の携帯を見てしまい、LINEのやり取りから、不貞をしていることを突き止めました。

また、ご依頼者様が不貞相手の電話番号を控えていたため、相談時には相手方の住所はわからない状況でしたが、不貞相手に慰謝料請求したいというご希望の下、どうすればいいのかということでご相談に来られました。

 

③弁護士の対応

電話番号が分かっていたため、弁護士法23条の2条に基づく照会により、電話番号から住所を突き止め、内容証明郵便を送付しました。

そうしたところ、相手方に代理人弁護士がついたため、交渉を行いました。

相手方の代理人弁護士との交渉は比較的難航を極めました。

しかし、証拠となるLINEのやり取りの内容が生々しかったため、裁判ではこちらの主張が認められていく可能性が高いことに加え、相手方が裁判をされたくないという気持ちが強かったため、強気の交渉が可能でした。

そのため、最終的に相手方が120万円という金額を支払うということで決着がつきました。

 

④弁護士からのコメント

本件のご依頼者様は、探偵に依頼することも検討していましたが、探偵に依頼すれば、間違いなく数十万、下手すると100万円以上の調査費用がかかるような事案であったと思います。

弁護士に依頼したことで、わずか数百円での調査で住所が判明したことに、ご依頼者様は非常に驚かれていました。

また、交渉においては、離婚を前提とする請求ということ、LINEのやり取りで性交していることが明らかに了解されるかなり生々しいやり取りがあったこと、相手方も金銭的に困窮している状況ではなかったこと、相手方が裁判をしてほしくないという事情があったことなどこちらに有利な条件が整っていた事案でした。

ご依頼者様も獲得金額として100万円を超えたいという強いご希望があったため、交渉を粘り強く行いました。

その結果、120万円という金額を獲得できましたのでご依頼者様は非常にご満足をされている様子でした。

我々もきちんとご希望に沿う弁護活動ができてよかったなと思っています。

ちなみに、LINEだけでは証拠にならないのではないか?というご心配をされる方もいますが、はっきりいって内容次第であるといえます。

そのため、探偵へ調査依頼などをする前に弁護士と相談をしておく、ということが非常に重要です。

なぜならば現在の裁判例の多くは、慰謝料に探偵の調査費用を上乗せしてはくれないことがほとんどで、上乗せしてくれるとしても一定程度の金額しか認めてもらえないことが多いからです。

今後、調査費用を認める裁判例が出るかわかりませんが、少なくとも現時点ではそのような裁判例が多いことから、探偵への依頼こそ慎重になるべきです。

まずは、自力で証拠を集め、弁護士に相談をしていく、ということが重要だと思います。

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