2023/08/17 離婚・男女問題
相手が不貞を否認していたため訴訟を提起し150万円を獲得した事例
相談の経緯
友人から夫が浮気しているようだとの目撃情報があり、夫に確認したところ不貞の事実を認めたため、夫の不貞相手に損害賠償請求したいと考え相談に来られました。
弁護士の対応
まず、不貞相手に慰謝料の請求及び不貞についての謝罪文を要求する旨の内容証明郵便を送りました。
その後、不貞相手にも代理人弁護士がつき、その弁護士と話し合いを重ねましたが、不貞相手は不貞の事実を否定し続けました。
こちらには不貞を基礎づける証拠があるにもかかわらず、その事実を否定し続けたため、話し合いを断念し、訴訟を提起することになりました。
そして、訴訟では、不貞の事実だけでなく、不貞相手が不貞の事実を認めないことで、ご依頼者様がさらなる精神的苦痛を被っていることも主張していきました。
結果、訴訟のなかで和解し、慰謝料150万円を獲得することができました。
弁護士のコメント
配偶者の不貞行為が発覚したものの離婚せずに関係を修復する場合、慰謝料の額は100万円を下回ることが一般的と言えます。
もっとも、相手方が不貞の事実があるのかかわらず不貞行為を否認し続けることは慰謝料の増額事由にあたり、100万円以上の慰謝料が認められることがあります。
本件でも不貞行為の証拠があるにもかかわらず相手方が不貞行為を否認し続けたことから婚姻継続を前提としても150万円という金額を獲得することができました。
ご自身で相手方に慰謝料を請求してみたものの相手方が不貞の事実すら認めず困惑されている方も多いのではないでしょうか。
そうしたときは、ご自身だけで悩まず、まずは弁護士にご相談ください。
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