2022/08/28 債務整理
別事務所で任意整理をしたがうまくいかず、当事務所にて個人再生手続に切り替え立て直しを図った事例
①事例
別事務所で任意整理をしてうまくいかず、個人再生手続を行い経済的更生を図ることができた事例
②事案の概要
ご依頼者様は別事務所で任意整理を試みたものの、うまく返済をすることができず、セカンドオピニオン的な形でご相談に来られました。
③弁護士の対応
借金の金額、すなわち債務の金額は、住宅ローンを除き、500万円を超えていました。
当初のご本人の認識の甘さも原因だったと思われますが、この債務の金額でそもそも任意整理とした前事務所の方針にも疑問があるところがありました。
改めて様々な角度から検証したところ、個人再生が適切だと考えられました。
個人再生を選択したのは住宅ローンが存在し、ご依頼者様も家を残したいとの希望があったからです。
個人再生を行う上で、認識の甘さを改善するためにも奥様と状況の共有を図ることで、より家計を好転させることができました。
不要と思われる保険なども解約を行うなどして、家計をスリム化させて返済原資を生み出しました。
資料の提出を受けて、申立てをし、再生手続が始まりました。
今回は再生委員がつくことがなかったため、弁護士側で履行テストを行い、問題がないということになったため、裁判所から再生計画の認可決定がなされました。
④弁護士のコメント
このご依頼者様は個人再生を選択したことによって、自宅不動産を残しながら借金を圧縮することができました。
個人再生の最も大きなメリットは自らが有している資産を処分することなく、借金の圧縮ができることです。
任意整理は裁判外の手続のため、簡易にできるため、本人も安易に選択しがちです。
しかし、一歩立ち止まって考えてください。
ギリギリ何とかなる場合を想定していないか?本当にうまく行った場合のみを想定していないか?と。
債務整理を行うにあたり「ギリギリ」は非常に危険です。
ある程度の余裕、「あそび」を想定しておかないと、ちょっと計画が狂ってしまって失敗してしまうということがありえます。
そのため、きちんと自らの状況を客観的に見つめ直すことが非常に重要です。
実はこのような債務整理の本質を理解していない専門家も多いため、債務整理にきちんと取り組んできた弁護士選びを行うことも重要となります。
当事務所では相談実績が1000件を超えており、ときには甘い考えを捨て去るべきだとアドバイスすることもあります。
特に法的整理はご自身だけでなく、弁護士と二人三脚で行っていく手続になります。
もしもあなたが借金問題で悩まれているのであれば、ぜひ当事務所にご相談ください。