2022/09/12 交通事故
弁護士介入により、保険会社からの提示額が約170万円から約320万円に増額された事例
①ご依頼の経緯
ご依頼者様は、ご来所前に既に後遺障害等級14級を獲得しており、保険会社からの提示額は170万円ほどでした。
ご依頼者様は、賠償額が妥当なのかどうか、特に、通院慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益について、低額ではないかと疑問に思い、ご来所されました。
②弁護士の対応
ご依頼後、こちらで医療記録を確認したところ、保険会社からの提示が低額であると確信しました。
ご依頼者様が心配されていたように、通院慰謝料、後遺傷害慰謝料、逸失利益いずれについても低額であったため、これらの点をメインに交渉を行いました。
逸失利益(事故がなければ得られたであろう将来における収入)については、計算の基礎となる収入額について、保険会社側は低い数字を前提に計算しているようでしたので、この点については資料を基にしっかり交渉を行いました。
その結果、上記3点いずれについても大方こちらの主張が認められ、結果としては約150万円の増額となりました。
③弁護士からのコメント
保険会社からの提示額を確認した際、あまりに低い提示であったので、びっくりしたのを覚えております。
逸失利益については、計算の基礎となる収入額に争いがあったため、保険会社の提示にはまだ理解できる側面がありますが、通院慰謝料及び後遺傷害慰謝料については、あまりにも低い提示額でした。
保険会社から賠償の提示があった際、妥当な額なのだろうかと疑問に思った際には、弁護士に一度、相談すべきであることを強く実感する機会となりました。